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 TOURING

第二オコタンペ橋の脇にある オコタンペ湖畔に通じる登山口(写真右)

 バイクは燃費が良いので車よりずっと経済的なはずである。しかし,以下のような理由から必ずしもそうとは限らない。

 車が(レースとかの例外を除けば)目的地へ行くための移動手段としての要素が強いのに対して,バイクの使用目的は,移動でも物の運搬でもなく (もちろん,そういう目的のバイクも場合もあるが),ひたすら走ることである。
 車は目的地目指して如何に経済的なコースを取るか道路地図で検討するが,バイクの場合は目的地に到達するのに如何に変化に富んだルートが考えられるか,そして, どのようにあちこち寄り道しながら帰るのが楽しいかを検討する。
 車は目的地との往復のパターンが一般的であるが,バイクは,そもそも目的地そのものが曖昧で,例えば羊蹄山をぐるっと一周する ツーリングは景色も最高,道路も快適で私のお気に入りのコースである。具体的には国道230号線(以下国道は「R230」のように表記)を喜茂別からR276に右折した後, 京極の市街で左折して噴出し公園に立ち寄り羊蹄山の湧き水(乙類焼酎水割り用)を汲む。 その後,羊蹄山を左に望むアップダウンの直線道路(道道478号線(京極・倶知安線))がR5にぶつかるので右折し,少し走って(途中右手にあるサンクスに立ち寄り, ニセコ(高原)ワイン「ポートランド」を買う。), 今度は五色温泉の標識を左折し道道58号線(倶知安・ニセコ線)に進むとこの一帯がいわゆる ニセコ高原である。途中アンヌプリの鏡沼コース登山口,イワオヌプリ・ニトヌプリ・ニセコ沼巡り登山口のある 五色温泉郷を通過し,突き当たって右折すれば神仙沼方面,左折すれば羊蹄山をぐるっと回るコースとなり, 道の駅「ニセコビュープラザ」で 地元新鮮野菜を買って帰れば,遊び歩いている後ろめたさも少しは解消されるかな。

 バイクを駆るのはツーリングが目的だから,ただ往復するだけではつまらない。朝早く出発して夕方帰るとなれば時間はたっぷりあるので, 必然的に周遊コース的なツーリングとなり,結果距離を稼ぎガソリン代がバカにならないのである。
 ちなみに,8月にバイクを買ってから11月上旬にオフのためショップに保管するまでの期間(本格的に乗り始めたのは9月中旬以降だから実質2か月弱)に かかったガソリン代は次のとおりである。

  8月10日  10.00L 1,200円(新道:レシートなしにつき概算)
  9月19日   9.50L 1,235円(大滝村:地方は高い レシートなしにつき概算)
  9月24日   9.54L 1,242円(京極:地方は高い)
  9月25日   8.30L 1,012円(市内)
 10月 2日   8.60L 1,032円(藤野)
 10月10日   9.22L 1,107円(新道)
 10月15日   9.29L 1,124円(白老)
 10月29日   8.80L 1,091円(岩見沢)
 11月 3日   9.77L 1,272円(京極:地方は高い)
 11月 8日  10.00L 1,313円(大滝村:地方は高い)

 合計すると,93Lで11,628円のガソリン代である。バイクを買ったときの走行キロ数が8,800km, シーズンオフの時点で約11,700kmだから,2,900km(それにしても,よく走った)を93Lのガソリンで走ったことになり, ざっと計算するとリッター当り31kmという好燃費であった。また,リッター当りの平均価格が125円なので, 1,000円あれば8Lのガソリンが買え(話がだんだんせこくなってきた),240kmのツーリングを楽しむことができるとも言える。 遣(つか)いでのある1,000円とは思わないか。

 バイクは(当然のことながら)二輪なので走行して初めて安定性が保たれることから, 車とは別な独自の運転技術(ライディングテクニック,以下「ライテク」という),関連用語がある。

  • 立ちゴケ:右左折,Uターンでのエンストなどでバランスを崩し,支えきれずバイクを倒してしまう。 垂直の状態で跨っている分には重さは感じられないが,一旦ある程度以上に傾くと200kgの重量がかかってくる。

  • 右左折・Uターン:車ではどうってことのない操作であり,バイクでも基本的な技術ではあるが,実は難しい。

  • すり抜け:渋滞,信号待ちで車の横を「すり抜け」少しでも前に出る。

  • カーブ:車ではカーブはただ曲がるもの,バイクは「ライン取り」を考えて上手く曲がることがとても重要!

  • ワインディング:カーブを上手く(できればより速く)曲がればワインディングは楽しい。これがバイクの醍醐味!

  • 峠道:当然曲がりくねっていても登りは比較的飛ばせるが,下りカーブを手こずっていると車にあおられるのが辛い。 特にヘアピンは高度なライテクが要求される。

  • その他,「ハングオフ」,「膝(ひざ)擦り」などのライテク用語があるが,自分には無縁なのでここでは触れない。
  • 支笏湖・奥潭(オコタン)に通じる道道78号線から望む恵庭岳(山頂の岩塔が特徴的な恵庭岳を裏側から見る感じだ)