道東方面−摩周湖(2016年7月7日)


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7月7日(木)
札幌−(R274)−夕張−(道東道)−音更−(R241)−士幌−足寄−旧阿寒−弟子屈−(道52)−摩周湖−川湯温泉


7月8日(金)はここをクリック
川湯温泉−(道52)−(R391)−(R243)−(道885)−(道150)−開陽台−(道150)−(道885)−(R243)−(R241)−(道949)−オンネトー−(道949)−(R241)−帯広

7月9日(土)はここをクリック
帯広−(R38)−(R274)−日勝峠−(R274)−札幌

 ライダーの聖地=北海道に住んでいながら,道央圏と道南しか走ったことがないのはいかにも勿体ないという思いから,前年(2015年6月)に宗谷岬,エサヌカ線など道北方面をツーリングした。 そして,道外のライダーはそもそも聖地=北海道のどこを目指すのかといえば,それはどうやら開陽台(中標津町)らしいということで,そこに代表されるように北海道らしい雄大な景色が期待できる道東方面に向け出発した。 もっとも,自分の第一の目的はオンネトー(沼)で,それと(30数年ぶりになるか)摩周湖も見たい。
 前年の道北方面と道南(函館)は雨に降られたが,今回は天気に恵まれ快適なツーリングを満喫することができた。しかし,ハプニングはつきもので,あわや事故になりそうな場面が実は2回あった。 1回目は開陽台からの復路で道道885号線(養老牛・虹別線)を走行中に突如目の前を鹿(角がないことと大きさから雌の成獣か)が横切った。 もっとも,この時はたまたまヘルメットのシールドに付着した虫の汚れをグローブで拭いていてアクセルを緩めていたので,鹿の登場がもう一瞬遅く万が一衝突のタイミングでもかわす余裕はあった(と思う。多分)。 2回目は最終日の復路,国道274号線・日勝峠のとあるトンネルに入った瞬間,中は真っ暗で大パニック。建設が古いのか全般に照明が暗いところに持ってきて,カンカン照りの明るい外から突入したものだから目がすぐには慣れず,さらに,(後で分かったことだが)短いトンネルなのにカーブしていて出口が見えないので方向が分からない!急ブレーキをかけて何とか壁に激突−転倒を免れた。 後になって何とバイクのライトが切れていることが判明し,この時後続車がいたならと思うとぞっとする場面であった。

 道東方面へは自宅すぐそばを走る国道274号線(以後「R274」と記載。他の国道も同様)を進むことになるが, 平日のラッシュ時は市内を脱出するのに時間がかかることは分かっていたのに,単独の宿泊ツーリングでは特に必需品である携帯を何と職場に忘れて取りに行ったりで出遅れてしまった。

 札幌北インターも自宅の目の前にあり,道央道を利用すると時間的に早いが遠回りになるので,夕張インターから道東道に入った。

 十勝平原SAで休憩。

 1日目の目的地がオンネトー,摩周湖(時間があれば阿寒湖など)なので,当初は時間節約のため足寄インターで降りる予定だったが,ひたすら高速を走るのはネイキッドだと(風圧が半端でなく)疲労が激しいし, そもそも道東の北海道らしい風景を楽しむツーリング本来の醍醐味を味わえないではないかと気づき,音更・帯広インターで下りることにした。

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 R241の前方は雌阿寒岳(左)と阿寒富士(右)。出発が遅れたため時間も押してきたのでオンネトーは2日目の復路で寄ることにし摩周湖を目指す。

 R241は,R243とR391の重複区間にぶつかるので左折した後すぐ道道52号線(屈斜路・摩周湖畔線:以後「道52」と記載し他の道道も同様)に右折すると上り坂になる。
 途中,人馴れした(というよりは餌を求める)キタキツネが出没して,これまた前を走るバカな観光客が車を止めて餌をばらまく。コラ,後ろが詰まっているんだぞ。 しかもこっちはバイクなんだから坂の途中で止まりたくないんだよ!おもわずクラクションを鳴らしてやりましたよ。見ればいい歳をした中高年の一団。 今どき,野生動物に餌をやってはいけないのは世間の常識。
 自分のことはひとまず置いといて,最近の中高年には分別のないのが多いとつくづく思う(えらそうか?)。

 はい,摩周湖,特にコメントはなし。なんて,本当は,写真では伝わりにくいが,険しい地形に阻まれて容易に湖畔に近づけないこの景観には圧倒される。(第三展望台から)
 少し手前に第一展望台もあったのに標識を見落としたようで,そこからも是非見たかった。

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 摩周湖からR391に右折し,この日の宿泊地・川湯温泉の標識を左折すると,また道52が復活した。

 途中,硫黄山の標識があり,そういえば摩周湖の駐車場で「硫黄山と共通の駐車券です」と言われたのを思い出しチョット立ち寄ってみた。 

 宿泊の「KKR○○○」に到着。玄関の構えが立派で,部屋もきれいだったが,しかし,食事(の質と量)がいまいちであった。 集客力のある有名観光地の大ホテルのバイキングと比較するのは酷かもしれないが,料金はそれほど違わないのに差がありすぎる。

 この日の走行キロ数は373q。朝8時40分に出発して到着が夕方の5時なので, 昼食・休憩などをはさんで所要時間が8時間余り。まあ順当なところか。 

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