2017年10月8日(日) 晴れ 無意根山(元山コース)
無意根山の花

 2008年9月以来9年振りの山行で,登り4時間そして何故か下りも4時間という所要タイムであった。
 10数年前と比べて往復で1時間半から2時間ほど余計に時間が掛かるのは体力,持久力が落ちたことも要因の一つだが, HPのネタにするためデジカメで大量の写真を撮るのに時間もそれなりに食われていることを考慮すると,それほど悲観することもないのかと思う。

 道道95号線(京極・定山渓線)を豊羽元山へ向かう途中,右手に定山渓天狗岳が見えてきた。
 いつ見ても存在感のある山容である。

 2010年頃から,豊羽鉱山の少し手前が土砂崩れのため通行止めとなり,元山コースの登山者が激減し登山道も荒廃したものと思われる。
 最近になって,どうやら道路も開通し登山口まで車が入れるようになったようで久し振りに出かけることにした。ただ,登山道が再び整備されたのか, しかし,天気の良い連休の中日,いくらなんでも誰か来ているだろうと登山口に着くと6台の車が先着していてひと安心(何故かって?自分の登る山に他に誰もいないと不安というか怖いでしょ)。

(コースタイム)
 8:14 登山口
10:10 千尺高地
10:16 休憩広場
11:21 薄別コース分岐
12:10 山頂
(昼食)
12:30 下山
16:34 登山口

 山頂まで6.7q,標高差860m。まあ,それなりに気合を入れて出発。 と,少し先の郵便ポストみたいな物! 何と登山届を記帳するノートが入った箱で,下山して初めて気づき深く反省。

 10月の無意根山は初めてだが,紅葉が真っ盛り。この日は天候も穏やかで来てよかった!

 登山道進行方向右手に余市岳が望まれる。
 そういえば,この日職場の同僚が余市岳に登っているはずで,おーい,ヤッホー!

 千尺高地から先の笹原。きれいに刈分けられており地元山岳会・ボランティアの方々に感謝!

 休憩広場に出ると無意根山が見えてきた。

平坦な笹原を過ぎるといよいよ登りが始まり,やがて細い尾根に続く。 この辺りの標高になると植生も変わり,この時期ダケカンバも落葉し登山道右手眼下の京極大沼がよく見通せる (あまり高度差が感じられないが,地形図から推測すると,約200mの眼下で水平距離は800mある)。

 大沼の左奥に京極小沼が見える。

写真をクリック

 尾根を過ぎしばらく進むと,左方向薄別コース登山口へ下る道と右方向山頂へ登って行く道の分岐(T字路)に出会う。
 山頂まであと1.2q。

写真をクリック

 分岐から最後の登りがしばらく続き,ここを凌ぐとやっと平坦な登山道が続くようになる。 やれやれ。後は山頂まで散歩気分。しかし,これが数百メートル続き少しイライラする。

 祠(ほこら)がある場所が最高地点ということで,最近設置されたのか,最高点(1,464m)の標識があった。
 ちなみに,祠には 昭和七年九月 奉献 北大スキー部(員?) と彫られている。

写真をクリック

 最高点標識の手前辺りからどういうわけか植生が変わり,ハイ松から枝ぶりが不気味なダケカンバ一帯となってきた。
 それにしても,ゆったりと大きく穏やかな山容をイメージする無意根山ではあるが,その山頂付近は,荒涼というか殺伐とした雰囲気で大変なことになっていることを知らない人に是非伝えたい。

 三角点にあるもう一つの山頂標識。すぐ右奥にうっすらと羊蹄山。

このページのトップに戻る