写真は，道央道・札幌インターで通行券を受け取った後紛失しないようポケットにしっかり 格納するため一旦停車したところ。
　バイクで高速道路を利用するとき，このような一連の作業をゲートでスムーズにこなし，そのまま本線に合流するのはほとんど不可能だ。
　高速のインターに進入するとき，グローブ（必須のアイテム）を着けたままゲートで通行券を受け取って（ここまでは何とかできる。しかし，その後）ポケットに収納し確実にチャックあるいはボタンを閉じ， 今度は，出口でチャックあるいはボタンを開けポケットから通行券を取り出し，そして財布も出して現金あるいはカードで料金の清算をするのが絶対に無理なのは想像に難くない。
　そこで，考えられるのがＥＴＣだが，以前取扱店で取付け費用を訊いたところ， （何しろバイクに関しては極端に需要が少ないためか）５万円かかるとのことであった。
　そもそも，バイクでツーリングするにあたって，北海道では高速利用のメリットはそれほどなく，今後，初期投資（と言うほどの金額か！）を回収すべくＥＴＣ割引の恩恵に与るほど高速を利用することは考えられず， 費用対効果を考えればＥＴＣ装着は断念せざるを得ないとの結論に至った経緯がある。

　国道２３７号線から上富良野町市街地手前，右折すると十勝岳温泉（次週山行を予定している富良野岳登山口のあるところ） 方面に向かう分岐点（自宅からここまで１３１km）に着いたのが８時。 出発が５時４０分だから所要時間は２時間２０分である。
　実は今度の山行では，宿泊場所が登山口に向かう途中にあるので，バイクをそこに預け友人の車に便乗することが可能だ。 ツーリングを兼ね登山をするバイクと山のコラボレーション。この理想的な展開も， 現実には登山口にバイクを長時間駐車しておくことの危険性（盗難など）から到底無理な話だ。 しかし今回は滅多にないチャンスなので，この日は下見がてら，また，予行演習のツーリングでもあった。 写真をクリック