十勝岳温泉登山口から富良野岳との往復のみであったなら，富良野岳が１,９１２ｍでも登山口の標高がすでに１,２７０ｍなので， 標高差が６４２ｍでは少々物足らなかったかもしれない。 （他のメンバーにとっては余裕の山行だったと思うが）自分の体力プラス若干の踏ん張りを必要とする山行計画を立案してくれたＮ氏に感謝である。
　富良野岳〜三峰山〜かみふらの岳に至る稜線の登り返しと，そこから下山ルートに選んだ上ホロカメットク分岐までの急斜面は正直辛かったが，まだ多少の無理はきく年代だと再確認のできた山行であった。

コースタイム

　８：１５ 十勝岳温泉登山口(1,270ｍ)
　８：４６ 安政火口
　９：０９ 上ホロカメットク分岐
１０：４２ 富良野岳肩分岐
１１：２７ 富良野岳山頂着(1,912ｍ)

１２：３１ 富良野岳山頂出発
１２：５５ 富良野岳肩分岐
　　　　尾根ガレ場で一時コースから外れる
１４：１２ 三峰山(1,866ｍ)
１４：５５ かみふらの岳(1,893ｍ)
１５：５３ 上ホロカメットク分岐
１６：１５ 安政火口
１６：４４ 登山口着
（Ｔ・Ｋ・Ｈ・Ｎ氏と。上記コースタイムはＮ氏の記録から。）

　上の写真は，６月下旬，下見がてら十勝岳温泉登山口（右の写真）までツーリングに行ったときに 登山口から何気なく撮ったもので，後でガイドブックに掲載の山容から判断して「もしかして，あれは富良野岳なのか？」と判明したものである。正面奥が富良野岳。

　安政火口手前から対岸に渡る地点でキタキツネに遭遇した。

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　対岸に渡ると登山道は右手に伸びている。

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上ホロカメットク分岐
　分岐から右手に進む。富良野岳山頂まで，チョット見づらいが２.７kmとある。

結構な大きさの雪渓が残っていた。

富良野岳肩分岐
　上ホロカメットク山まで３.８km，富良野岳山頂までは，あと８００ｍ。

富良野岳山頂
　立派な標識には，写真では判読できないが，「標高一，九一二米」とある。

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三峰山（さんぽうざん）頂上
　富良野岳山頂から富良野岳肩分岐まで下山し，そこから上ホロカメットク山を目指す稜線を進む。 三峰山は，稜線上の三つのピークで構成されていて，真ん中が本峰である。

　三峰山本峰から振り返ると，最初のピークの向こうに，少し雲がかかっているが，富良野岳山頂部が望まれる。

十勝岳温泉分岐
　すぐ先の「かみふらの岳」山頂標識（下の写真）に立ち寄り，引き返して， ここから十勝岳温泉登山口（まで３.７km）に向けて下山する。
　いきなり急峻な下りが始まり，それが延々と続き，富良野岳〜三峰山〜かみふらの岳に至る 稜線の登り返しに匹敵する辛さがあった。

「かみふらの岳」山頂標識

　写真の右から左へ縦走（と言うほどでもないが）した稜線上に三峰山が望まれる。

　安政火口を望む谷の手前。正面奥に夫婦岩が見える。

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