2017年8月5日(土) 晴れ 恵庭岳(1,319.7m)
恵庭岳の花

 2014年9月の全道的に見舞われた豪雨で,登山口に通じる道(駐車スペースも)が破壊されたが, 最近になって立派に復旧した。
 それにしても今さらながら思うに,登山口(の駐車スペース)までのアプローチといったら国道などから林道を何キロも分け入ってやっとたどり着くというのが普通なのに, ここは国道(453号線)沿いにあり,まるで道の駅の駐車場並みのアプローチはゼロメートル!
 2008年9月以来9年振りの山行だったが,登山道(コース)が豪雨による森林破壊のためすっかり変わっていたのには驚いた。 新たに登山道を迂回するように開削した地元山岳会,ボランティアの方々に感謝である。
 今回ずいぶん時間が掛かってしまったのは,迂回路の距離が伸びたことや真夏の好天(熱中症寸前!)の影響もあるが,結局は年のせいか。 山容のとおり登山道も急峻のため段差の歩行でバランスを上手く取れなく,もう恵庭岳は無理かなとも思った。 記録に残っているだけで今回22回目の山行(見晴台までの途中引き返しなどを含む)なので,思い残すことはないかな。  写真(上)は支笏湖畔から望む恵庭岳:2008年11月

(コースタイム)
 8:34 登山口
10:56 第一見晴台
11:06 第一見晴台出発
11:43 第二見晴台
(昼食)
12:30 第二見晴台出発
12:54 第一見晴台
14:55 登山口

 駐車場から10分ほど歩いて登山口に到着。
 以前の登山口と雰囲気が違うが,場所が移動したのだろうか。 でも,標識はそのまま使っているようだ。

 ○○○○○

 登山口から30分ほど歩いて,いよいよ急斜面をジグを切って登っていく地点から振り返った所。 以前,涸沢沿いをほぼ直進してきたコース(写真斜め右方向)を右に大きく迂回してきたのが写真では斜め左からの道。

 急斜面の中腹に咲くエゾアジサイ

 岩を越えると最初の急登区間が終わり一息付ける。

 そして,すぐ左手に入り再び涸沢沿いを進むのが以前のコース。しかし,ロープで進入禁止になっている。

 直進して以前のコースの右から迂回していく。

 6合目の標識から20分ほどでようやくのこと難所であるロープ場に着いた。
 ここまで登ってきて判明したのは,登山口の少し先から急斜面に取り付くまでの区間と急斜面を越えてから6合目までの区間のコースが変わったということだ。 どちらの区間も右手に大きく迂回したように思われたので,タイムが大幅に遅れた言い訳のひとつになるかな。

 第一見晴台から山頂の岩塔と爆裂火口を見上げる。低い位置にある雲の動きが激しく,なかなか全体が見渡せない。

 上空の天気はいいのに,眼下に見下ろす支笏湖も同様。

 見晴台に咲くヨツバヒヨドリ(以下同様)

 イワブクロ

 ヤマハハコ

 右に巻いて第二見晴台に向かう。
 第一見晴台までの石や岩がゴロゴロしたコースとは雰囲気がガラリと変わって,この辺りの登山道はなんて歩きやすいんだ!

 崩落の危険がある山頂の岩塔を,その先への進入が禁止されている第二見晴台(実質的山頂)から見上げる。

 第二見晴台からの展望。眼下に望む支笏湖を期待して恵庭岳にやってきたが一部雲に隠れて残念!

このページのトップに戻る