2014年7月12日(土)  曇り・ガス時々晴れ後小雨 雨竜沼湿原・南暑寒岳(1,296m)
雨竜沼湿原の花

コースタイムはN氏の記録から

 8:00 登山口発
 8:27 白竜の滝
 9:30 湿原入口
10:15 湿原出口
10:25 湿原展望台
(途中七合目標識不明)
12:10 南暑寒岳山頂着(昼食)

4時間10分 所要時間

12:40 南暑寒岳山頂発
(途中七合目標識不明)
13:55 湿原展望台
14:25 湿原出口
15:03 湿原入口
15:55 白竜の滝
16:20 登山口着

3時間40分 所要時間



 登山口では晴れており,土砂降りに見舞われた前回(2007年7月28日)のこともって,素晴らしいはずの湿原の景観を期待して胸が膨らんだ。が,しかし!

 案内板を見ると,

登山口 − 湿原入口 4q
湿原入口 − 展望台 1.9q
展望台 − 南暑寒岳山頂 3.5q

となっており,合計すると片道9.4qの長丁場。 さらに,暑寒別岳まで足を延ばすとなると,プラス4qの登り返しのある山行を強いられ, 下の写真の南暑寒荘に前泊するなどして早朝出発and健脚でなければ日帰りは無理である。

南暑寒荘

 渓谷第一吊り橋という立派なつり橋があった。「第一」というくらいだから, 少し行った先にもう1本ある。

 登山口から南暑寒岳まで9.4qだから,ここは登山口から1.2qの地点である。

渓谷第二吊り橋

 白滝の滝

 ペンケペタン川。やがて尾白利加((おしらりか)川に合流する。地形図を見ると雨竜沼湿原がペンケペタン川の源頭と推測される。

湿原の入り口にある靴底洗い場
 雨竜沼湿原は,暑寒別天売焼尻国定公園に属する。 しかし,ずいぶん範囲を欲張った名前だ。この場所にいて,国定公園の名称に「雨竜沼湿原」がなく,「天売焼尻」とあってもピンとこない。
 看板の一番下はチョット見づらいが環境省・北海道と書かれている。ネットで調べると,国定公園は都道府県の管理となっているが, 自然公園法という法律が適用されるので環境省も名を連ねているのだろう。

 登山口で天気であったのが,途中からガスがかかってきて,湿原に入ると御覧のとおりの視界である。

 それでも,前回時期が過ぎて見られなかったエゾカンゾウが咲き誇っており,ガスが晴れれば期待が持てる。

ヒオウギアヤメ
 他にハクサンチドリ,シナノキンバイ,トカチフウロなど花の種類は少ないが,エゾカンゾウは群落をなしており見応え十分であった。

 シナノキンバイとよく見ると別の種類の花も咲いている。

エゾカンゾウ

展望台から雨竜沼湿原を望む。(写真下)

 展望台から,次は南暑寒岳を目指す。

 途中雨にも見舞われ,結局ガスが晴れることはなく,南暑寒岳山頂から迫力のある(と思われる=「続日本百名山」というシリーズ物の週刊誌に, 南暑寒岳から撮った圧倒される暑寒別岳の写真が載っていた)山容の暑寒別岳を望むことは叶わなかった。
 例によって,本人が写ってないって?シャッターを押してます。

写真をクリック

このページのトップに戻る