kawasaki Z400FX

 今回製作したのは,カワサキのZ400FXというマシン。1979年に発売された,いわゆる NAKED BIKE。ネイキッドといえばエンジンむき出しの普通のバイクだからサクサクと完成すると思っていた。しかし恐怖の”AOシマ”のキットだから考えが甘かった! 前回製作したGPZ900Rの「マジ苦労した」どころでなく,以下にその悲惨な製作過程の例を記す。(2020年5月13日完成) 写真をクリック

 タイヤ前後輪共ビス(軸)がなく,前輪でいえばタイヤホイールの両面の突起を左右のフロントフォークの凹みに引っかけるいう手抜きというかセコイ設計だから,ハンドル,フロントフォーク,その2本のフロントフォークを固定するステー,ヘッドライト,そして前輪,これらを同じタイミングで一挙に組むなんてできるはずがないでしょうが! 例えば,軸があれば前輪とフロントフォークを仮組しておいて他の部品の組み込みが簡単にできるはずなのに。

 プラモデルは塗装(シールも)するだけで全然見栄えが違う。組み込む前にあらかじめ塗装しておくと他の部品に色が移らないので見た目も綺麗。しかしこれはサクサク製作できる場合の話。 今回のようにやり直しで何回も部品に触れていると,塗装が剥げてべとべとになってしまう。ひとつ学習したのは,塗装→シール張り→エナメル塗装後,乾燥のため少なくても2〜3週間は空けるか,何種類もの色にと欲張らなければ組立後の塗装もありかということ。