麻雀ゲームで挙がった四暗刻単騎。実戦,ゲームとも四暗刻単騎は初めてだ。


 昭和47・48年(1973・74年)頃の学生時代の話。当時の娯楽と言ったら麻雀。
 高校時代からの友達のアパートで卓を囲んでいた時にとんでもないアガリを目撃した。メンバーが5人以上いたため,いわゆる2抜け−東・南戦の半荘毎に2位の者が待機している者と入れ替わるルールでゲームが進行して,そのとき自分は待機組であった。

 リーチをかけ,とんでもないアガリを一発で自模った奴も高校時代の友達というか幼少の頃からの幼馴染であった。左利きの彼が牌を自模った時,一瞬があり,そしてアガリを確認しても何故かオロオロするばかりで,メン・ピン・イッパツ・ツモ・イーペーコー・イッツー(立直・平和・一発・自模・一盃口・一気通貫・・・・)などとよどみなく披露することはできず,みんなしてそのアガリ役をあらためて確かめ合ったのだ。