Kawasaki GPZ900R A2

 今回製作したのは,カワサキの1985年式GPZ900R A2という輸出仕様マシン。恐怖のAOシマ製キットのため身構えたが,タイヤにビス(車軸)を採用するなど比較的まともな部品構成だったのでそれほど苦戦しないと思った。 しかし,やっぱりAOシマならではの残念な箇所がいくつか見られた−”青島だァ!”という古いギャグをつい思い出してしまった。まずバックミラーとフロントのウインカー。部品の組立て(接着)は双方の凹凸などを組み込むのが原則だが,左右それぞれ2個づつ装着するフロントカウルに何の取っ掛かりもない−場所を示す印もない。 それでも平面ならまだいいが,フロントカウルは微妙な曲面が多いので接着に難儀した。そして,最後の最後で苦労した同じくフロントカウルにアンダーカウルを下から装着する仕様が最低−詳細は面倒なので省略。AOシマ製は二度と買わん!とまあ,中高年のオジサンがプラモデル如きに興奮するのはいかがなものかと思わせる製作記であった(2020年6月5日完成)。 写真をクリック