若い頃，ガリガリに痩せていた。体重の少ないことや棒のような足に劣等感を抱いていた。 だから，体格がいいというか，どちらかというと少し太った奴（やつ）が羨ましかった。
　３０代後半で禁煙してから，食べ物の味がして＝味覚が回復して食事がおいしくなると食べる量が増え，今では身長に見合った体重となり，肥満度がほぼ０％（それまではマイナス２０％くらい）という数値的には理想的な身体（からだ）になったのである。 しかし，喜んではいられない。ろくに運動もしない生活習慣が祟って（たたって），見た目は無残にも，上半身はよく例えられる果物の「洋ナシ」の形状で，下半身は若い頃同様に貧弱なまま。 スーパー銭湯などでよく見るんだよ，こういう体形の中高年のオヤジを！ 腹に蓄積された脂肪の分だけ体重が増えただけのこと。これでは，上半身も痩せていた若い頃の方がバランスも良く，ずっとマシではなかったか。
　アスリートにもスポーツの種類によっていろいろな体形があるが，自分の目指すところは（いまさら無理）ズバリ！軽量級のボクサー，あるいは長距離ランナーの体形。 体脂肪（率）が少ないイメージでカッコいいな。