2013年10月19日(土) 快晴 イワオヌプリ(1,116m)
イワオヌプリの花 アンヌプリ(10月20日)はここをクリック

 この時期には早すぎる降雪が数日前にあり,はたして山は大丈夫なのかと少し心配したが, 1日目はこのうえない快晴に恵まれ(一片の雲もない=こういうのを快晴というのだろうが, 本当に朝から夕方まで雲ひとつない空はかつて記憶にない),登山道の積雪は気温が上がるにしたがい融け始め,不安を感じることはなかった。 それどころか,以下の写真のとおり深い空の色をバックに山の緑と岩肌と雪のコントラストが実に見事だった。
 上の写真は登山口のある五色温泉に向かう途中に立ち寄った中山峠の道の駅駐車場。 時刻は朝6時半頃で,除雪した雪の山があり,駐車場は凍結している。

コースタイム(1日目)
 8:55  登山口発(休憩所)
 9:31  イワオヌプリ分岐
10:08  イワオヌプリ山頂着
10:17  イワオヌプリ山頂発
10:48  イワオヌプリ分岐
11:58  大沼着
13:00  昼食後大沼発
14:15  イワオヌプリ分岐
14:46  登山口着(休憩所)
コースタイム(2日目)
 8:45  登山口発(五色温泉駐車場)
 9:22  あと1500m地点過ぎで登山道雪氷に覆われ危険なため引き返す
 9:52登山口着(五色温泉駐車場)
(T・K・H・N氏と。上記コースタイムはN氏の記録から。)

 右奥がイワオヌプリ頂上方向(写真上)

目指すイワオヌプリを見ながら登山開始。

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 急斜面だが登山道と違って整備された階段なので最初は順調に進む。しかし,途中から階段の段差がきつくなり, 出発したばかりなのに早くも息が切れ先行き不安を覚える。

 振り返ると道路反対側のアンヌプリが間近に見える。
 今回,当初写真左手の倶知安側から道道58号線(倶知安・ニセコ線)に入り登山口のある五色温泉に向かうはずが, 例の早すぎる降雪のおかげで道道は即倶知安側の二股から五色温泉までの区間が冬期間の通行止めに突入してしまったので, 迂回してニセコ町側からアプローチしたのであった。やれやれ!

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 分岐点を直進すれば大沼方面,右に行けばイワオヌプリに向かう。

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 この日の予定はイワオヌプリ下山後,分岐に戻りあらためて大沼を目指すことになっているが,少し先にもう一つ分岐があり, 左に行けばニトヌプリに向かう。

 まずは,イワオヌプリを目指す。樹林帯を過ぎガレ場に出ると景観が一変する。抜けるような空と山肌と新雪のコントラストが綺麗だ。

 一般的には左側の稜線を進むが,ガスの心配もないので今回のリーダーであるH氏の意見により右側からショートカットすることにした。 そして,こちら側にも登山道を示すペンキの矢印がところどころの岩にしっかりと塗られており,安心してどんどん進む。 最後の急斜面で少しバテたが,左側を先行して行った2人組より早く頂上に到達することができた。

 恒例により頂上での記念写真。すぐ後ろはニセコアンヌプリ。
 例によって,本人が写っていないって?シャッターを押してます。

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下山途中,これから目指す大沼が望まれる。

葉は落ちたがナナカマドの実が熟している。

イワオヌプリを振り返る。

 ようやくのこと,ニセコ(自分で命名)大沼が見えてきた。

 ニセコ大沼湖畔で昼食タイム。朝,コンビニで買出しのとき,とてもじゃないがビールで乾杯するような気候(雪も降ったしね)ではないからと今回調達しなかったが, それなりに汗もかき喉もカラカラ,やっぱ買えばよかったと若干後悔の残る昼時ではありました。正面奥はイワオヌプリ。

 無事下山。
 翌日登る予定のアンヌプリに西日が差している。しかし,天気予報は曇りという微妙な空模様である。

 この日の宿泊施設「五色温泉」。
 意外といっては何だが,外観からの想像と違って,室内は新しくきれいであった。
 われわれが泊まった食事付の宿泊棟は右側の建物で,左側は湯治客用の自炊棟。

 2013年10月20日(日) 曇り ニセコアンヌプリ(1,308.5m)

 アンヌプリ登山口。
 「雪」ではなく,雨が降ったようで道路が濡れている。

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 朝,どうするか相談の結果,自分にとっては初めての山なのでわがままを聞いてもらい, とりあえず登れるところまで登ることにした。

登山道脇の積雪が融けないで残っている。

 残り1,500mの地点。
 登山口から頂上まで2,500mなので,1,000m距離を稼いだことになるが, まだ半分の地点にも達していない。

 そして,その先はアイスバーン状態であり,アイゼンを着けないで登るのは危険だ。

 決して無理をしないというのが我われ山の会のモットーなので, 途中ではあるが一応記念撮影をしてさっと引き返すことにする
 来年以降,いくらでも登る機会はあるので楽しみに取っておくことにしよう。

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