2002年8月17日(土)晴れときどき曇り 無意根山(薄別コース)
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無意根山の花

 9:15登山口
 9:55無意根尻小屋(40分)
10:30分岐点(35分)
11:35頂  上(1時間5分)

12:20下 山
13:40分岐点(1時間20分)
15:00無意根尻小屋(1:20分)
10:30分岐点(35分)

無意根尻小屋から,やっと登山道らしく登りがしばらく続くと広い笹原(そのあたりを「テラス」と言うらしい。)に出る。 山頂が見えてくる。

 初めて薄別コースを登った。登山口(宝来小屋)まで林道がずっと続き, この長い林道歩きがなかったら登山者が増えるのではないかとガイドブックに載っていた。 そして,実は昨年あたりから林道の車の乗り入れが可能(石狩森林管理署)になったようだ。 いずれにしても,お盆でもあるし人は少ないだろうという予想は外れ,宝来小屋の駐車場は満杯であった。
 無意根山は,大雪山系の例えばトムラウシ山などとは次元が違うので比べるべくもないが, 近郊では奥深い山としてそれなりに登山者が思いを寄せる?馳せる(どんな思いだ!)山である。今回も,登っては2時間半程の山行だが, 国道から林道を山奥に分け入ってやっと登山口である。豊羽鉱山からの元山コースは,国道を右に折れ朝里峠への道とも分かれ, 舗装されているとはいえ登山口のある鉱山まで延々と続く道をひた走りに走って,更に山奥に入った感がする。
 薄別コースは,大蛇が原,無意根尻小屋,テラスなど見所もあり,それなりに魅力あるコースである。 昨年,初めて元山コースを登ったとき,いまいちピンとこなかった。しかし,林道歩きがなくなり宝来小屋からの出発で楽になった (以前のことを知らないで,長い林道を歩いた人には申し訳ないが)薄別コースを登ってみて, 何故か元山コースの良さが改めて分かったような気がした。
 最近気になっているのが,羆(クマ=ヒグマ)除けの鈴を鳴らさない登山者をよく目にすることだ。ひょっとすると, 鳴らさない人の方が多いかもしれない。空沼岳などは,登山者が多いので鈴など必要ないと思っているかもしれないが, 実際に山を歩いているときは周りに人がいることは稀だ。現に今年も登山道上で羆が目撃されている (南区役所クマ出没情報)。 恵庭岳も人気のある山だが,めったに人に会うことはない。見通しの悪い針葉樹林帯で,突然人に遭遇するとドキッとする。人間どおしでもこうだから,羆が人間と鉢合わせしたときの驚きは, いかばかりか。人間と羆の無用な遭遇から発生する不幸な事故を防ぐためにも,是非羆除けの鈴を鳴らしたいものだ。

国道(230号線)から宝来小屋登山口まで林道を5キロ走る。

何とか駐車スペースを確保,結局一番良い場所であった。

大蛇が原の手前で沢を渡る。(右手が上流)

大蛇が原湿原

湿原から10分程歩くと突然無意根尻小屋の前に出た。

天狗岳(山肌の急登部分から)

無意根尻小屋の赤い屋根が見える。

山頂方向から振り返って見た分岐点(左が元山コース)

このハイ松の刈分け道がずっと続きイライラする。

(ほこら):この辺が最高地点だという。

穏やかでゆったりとしたイメージの無意根山であるが,(三角点のある)山頂手前,このダケカンバ一帯は荒涼とした雰囲気である。

二等三角点?

近郊では大規模なハイ松帯とガイドブックに載っている。

宝来小屋に張ってあった。